1. マルチディスプレイ設定|グラフィックボードとマザーボードを同時に使う方法【Intel】
Windowsのパソコンで、ディスプレイの出力をグラフィックボードとマザーボードを同時に使ってマルチディスプレイにして使う設定方法を解説します。(Windows10ベース)
例えば今使っているモニターの関係で、ディスプレイの接続をグラフィックボードと通常の位置にあるマザーボードと別々にしたいパターンなどです。
また、3枚、4枚とモニターを追加する場合も別々で出力できるように設定する必要があります。
1-1. ディスプレイをグラフィックボードとマザーボードを別々で使う方法
グラフィックボードと通常の位置にあるマザーボードの両方使えるようにするには、Biosのディスプレイ設定を変更する必要があります。
私の今使っている自宅用パソコンはDELLなのでDELLベース(IntelのCPU)で話しますが、おそらく他のメーカーも同じような感じです。
※マザーボードがASUSの場合はこちらの記事を参考にしてください。
まずは、パソコンのメインモニターを1枚だけ繋いである状態にします。
グラフィックボードを搭載している場合はグラフィックボードからモニターを出力します。グラフィックボードが無い場合、通常の位置にあるマザーボードから出力してください。
↓①がマザーボード、②がグラフィックボードです。
パソコンの電源を切っている状態から、電源を入れます。電源を入れた直後から、キーボードのF2キーを数回押します。
↓そうすると、このようなBios設定画面が立ち上がります。パソコンによってはマウスが使えないので、十字キーとエンターだけで操作します。
上のあたりにある「Advanced」のタブから、「Intel Multi Display」を選択します。3が開くので「Disabled」(無効)→「Enabled」(有効)に変更します。
これで設定は完了です。キーボード左上のエスケープキー(ESC)を押して設定を完了します。
設定完了後はグラフィックボードと通常の位置にあるマザーボードからのディスプレイ出力を両方使えるようになります。
1-2. Windowsの設定
続いて、Windows側の設定をします。
Windowsの設定で、「システム」に進みます。
ディスプレイの設定画面になるので、ディスプレイを自分が使いたい配置通りに並べてください。
どのモニターが何番か分からない場合は、「識別」をクリックすると各モニターに番号が表示されます。
配置したら、メインモニターをクリックして青くした状態にしておきます。
↓その状態で少し下にスクロールして、「これをメインディスプレイにする」をクリックします。
メインディスプレイを決めたら、そのまま設定を完了して終了です。
グラフィックボードを搭載しているパソコンでこの設定をした場合、ディスプレイの出力全てからモニターを写すことができます。
↓例えばこのパソコンの場合、上から順にVGA、HDMI、ディスプレイポート、HDMIの計4枚モニターを出力することができます。
↓モニターの出力が可能であれば、こんな感じで5枚のモニターを出力することもできます。
余談ですが、写真は私の前に住んでいた心斎橋の家です。汚くてスミマセン。
ということで、これでグラフィックボードとマザーボードからモニターを出力してマルチディスプレイで使えるようになりました。
好きなだけモニターを繋ぎまくってください。
1-3. おすすめのグラフィックボード
ちなみに書いておくと、私のようなスリムタイプのパソコンにおすすめのグラフィックボードはGeForce GT1030です。
おすすめと言ってもサイズ的にGT1030の大きさしか入らないので、他に選択肢はありません。
また、ゲームをしなくてもモニターを2枚以上接続するにはほとんどの場合グラフィックボードが必要です。特にスリムタイプのパソコンは、通常2枚しか接続できないようになっている場合がほとんどです。
↓GT1030の取り付け方法などは、以下の記事で詳しく書いているので参考にしてください。
小型スリムパソコンにグラフィックボードGT1030を取り付け|DELL Inspiron 3250 - OnoCode
DELL Inspiron 3250にNVIDIAのグラフィックボードGeForce GT1030を増設する過程を書きました。また、選び方や取り付け手順も解説しています。スリムコンパクトタイプのパソコンにグラフィックボードを取り付けたい人は、参考にしてください。
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