1. SATAケーブルの交換でリフレッシュ!【SSDとのつなぎ方】
パソコンのハードディスクやSSDは、SATAケーブル(シリアルATA)というケーブルでマザーボードと繋がれています。
SATA(サタ)ケーブルはSSDとのデータ転送に使われるケーブルで、転送速度の規格があります。
規格 | 転送速度 | |
初代 | SATA 1 | 1.5 Gb / s |
二世代目 | SATA 2 | 3 Gb / s |
三世代目 | SATA 3 | 6 Gb / s |
現在SATA3が最も高性能です。
SATAケーブルは互換性があるので、SATA3を使っておけば自動的にそれ以下でも対応します。つまり、最も高性能であるSATA3にしておくことで性能を最適化することができます。
また、SATAケーブルは長年使っていると劣化している可能性があり、トラブルの原因になることも考えられます。データの転送を行っているケーブルなので、劣化すると当然転送速度が下がります。
ネットで色々検索すると、SATAケーブルの不具合によるトラブルもけっこう多そうです。
ということで、今回はSATAケーブルをSATA3に交換してリフレッシュしたいと思います。
1-1. SATAケーブルの交換・SSDとのつなぎ方
SATAケーブルの交換方法はとても簡単です。
新しく準備したSATA3を現在のものと差し替えて交換するだけです。※作業は自己責任でお願いします。
↓パソコンを開けると、このようにHDDもしくはSSDに2本カプラーが差し込んであります。このうち、小さいカプラーがSATAです。(青)多くの場合、カプラー部分にSerial ATAと書いてあります。
↓裏から見るとこんな感じ。(ラウンドの方)
片方はSSD、もう片方はマザーボードの基盤に差し込んであります。
↓マザーボード側はこのようにSATAケーブルが差し込んであります。
パソコンによってマザーボード側の位置がハードディスク裏側の場合があるので、必要に応じてディスクや光学ドライブを外して作業しやすいようにします。
ちなみに、光学ドライブを搭載している場合、光学ドライブもSATAケーブルで接続されています。分解した際はどっちがSSDか間違えないように注意します。
↓現在ついているSATAケーブルを、用意した新しいSATA3に交換します。(写真は交換中)
↓交換後。今回は取り回しやすいようにラウンドタイプのSATAケーブルを使用しました。(黒・右)
1-2. SATAケーブルは見た目で判断できない
ちなみに書いておくと、SATAケーブルの多くはケーブルにSATAいくつかが書いていないので、見た目で判断できません。
少しでも性能が良いものを使いたい場合は、どこかのタイミングでSATA3に変更しておくといいです。
1-3. おすすめのSATA3ケーブル
おすすめのSATA3ケーブルは、ラウンドケーブルタイプのものです。
長さは自分のパソコンに合わせて購入するのがベストです。一般的なスリムタワーの場合、おおよそ20センチ~30センチもあれば届きます。
ゲーミングで大きめのタワーの場合、ケースが大きいので40センチ程度は必要です。
1-4. SATAケーブル交換後の効果
SATA3ケーブルに交換した後の効果として正確に数値で測定してはいませんが、若干パソコンの動きが速くなった気がします。
とりあえず言えるのは、SATA3のケーブルにしておけば間違いはありません。
体感して効果は感じられなかったとしても、間違いなくパソコンのパフォーマンスは上がっています。