おのです。
ワードプレスのプラグインで、All In One SEOは便利なSEO対策プラグインです。
その反面、非常に重たいプラグインなので、ページの読み込みに影響しサイトの速度が低下する懸念があります。
そこで本記事では、All In One SEOのプラグインを削除したらサイトの速度は速くなるのか二つのサイトで実験してみました。
All In One SEOの削除とサイトの高速化をしたい人は、参考にしてください。
ちなみに、今回PageSpeed Insightsで100点を叩き出しました。
All In One SEOを削除したら速くなるか二つのサイトで実験した結果
ということで今回は、ワードプレスのプラグインで「All In One SEO」を削除したらサイトが早くなるのか実験してみました。
サイトの速度測定は、GoogleのツールでPageSpeed Insightsを使います。
今回のテストでは非常に細かい比較をしたわけではなく、あくまでもPageSpeed Insightsのスコア計測です。
- 有効時
- 無効時
- 削除後
上記のパターンで、二つのサイトでテストをしました。
結論からすると、All In One SEOを削除したことでサイトのスピードは速くなりました。
サイト1
サイト1:情報
- サーバー:さくらサーバー
- WordPressテーマ:STINGER PRO EX
- プラグイン数:15
サイト1:プラグイン数と影響
All In One SEO削除前のプラグイン数とプラグインの与える影響は以下です。※計測は「P3」を使っています。
上記円グラフを見れば分かると思いますが、All In One SEOのプラグインの重さは通常のプラグインに比べて約10倍あります。
プラグイン数は15程度なので、WordPressでは一般的なプラグインの数です。
プラグイン全体がページの読み込みに与える影響(Plugin impact)は28.9%です。
サイト1:スコア
PageSpeed Insightsでのスコアは以下です。
有効 | 無効 | 削除 | ||||
計測回数 | モバイル | パソコン | モバイル | パソコン | モバイル | パソコン |
1 | 64 | 84 | 63 | 89 | 70 | 92 |
2 | 61 | 83 | 66 | 85 | 68 | 91 |
3 | 72 | 86 | 65 | 90 | 72 | 92 |
4 | 62 | 89 | 66 | 91 | 79 | 90 |
5 | 64 | 84 | 69 | 85 | 72 | 89 |
結果、有効時から削除にかけてスコアは明らかに速くなりました。
また、管理画面やサイトのページ切替なども体感して速くなったと感じることができました。
↓All In One SEO削除後のプラグインとプラグインの与える影響は以下です。
- Plugin load time:0.268sec → 0.118sec
- Plugin impact:28.9% → 21.8%
All In One SEOを削除したことにより、サイトに与える影響は少なくなりました。
上記のテストにより、All In One SEOを削除するとサイトが速くなることを確認できました。
サイト2
サイト2は当ブログ「OnoCode」です。
サイト2:情報
- サーバー:エックスサーバー
- WordPressテーマ:AFFINGER5
- プラグイン数:16
サイト2:プラグイン数と影響
All In One SEO削除前のプラグイン数とプラグインの与える影響は以下です。
サイト1と同じく、All In One SEOのプラグインの重さがかなりの割合を占めています。
プラグイン数は16です。
プラグイン全体がページの読み込みに与える影響(Plugin impact)は28.8%です。
サイト2:スコア
PageSpeed Insightsでのスコアは以下です。
有効 | 無効 | 削除 | ||||
計測回数 | モバイル | パソコン | モバイル | パソコン | モバイル | パソコン |
1 | 80 | 99 | 84 | 99 | 85 | 99 |
2 | 84 | 99 | 87 | 99 | 85 | 100 |
3 | 82 | 99 | 84 | 99 | 84 | 99 |
4 | 86 | 99 | 85 | 99 | 86 | 99 |
5 | 85 | 99 | 82 | 99 | 85 | 100 |
元々パソコンは高得点で通常時は安定して99でした。 All In One SEO削除後は100も数回出たことから、明らかにサイトの速度は速くなっていると思われます。
モバイルのスコアは、平均すると若干ですが速くなりました。
↓All In One SEO削除後のプラグインとプラグインの与える影響
- Plugin load time:0.092sec → 0.040sec
- Plugin impact:28.8% → 19.0%
サイト1と同じようなプラグインを使っているにも関わらず、サイト2の方が大幅に軽量化されました。
これによって、サイト2でもAll In One SEOを削除するとサイトが速くなることが確認できました。
結果:All In One SEOを削除するとサイトは速くなる
今回は私の環境でのテストでしたが、All In One SEOプラグインを削除するとサイトが速くなることが確認できました。
そもそもですが、WordPressで有料テーマや高機能テーマを使っている場合、All In One SEOは不要なことがほとんどです。
例えば、All In One SEOで行っていることは主に以下です。
- サイトマップ送信
- タイトルタグの出力
- メタディスクリプションの出力
サイトマップの送信については、「Google XML Sitemap」などサイトマップ専用のプラグインで十分です。
タイトルやメタディスクリプションの出力は、WordPressのテーマで元々入力できるようになっていることが多いです。
つまり、All In One SEOで行っていることがテーマで可能であれば、All In One SEOは不要だということです。
削除前は念入りに確認を
All In One SEOの削除前は念入りに確認をしましょう。
例えば、サイトマップ、ディスクリプション以外のローカルSEO、有料プランなどを使っている場合は、削除したあとにどうするかを先に決めておきましょう。
意外なところですが、リンク挿入時の「nofollow, sponsored」などの選択もできなくなりますので、手動でHTML入力することになります。
ただ、nofollowなどに関しては「rel="nofollow"」を「のーふぉろー」などで単語登録しておけばいいだけなので、簡単に対応できます。
リンクをnofollowにするには
<a href="https://ono.com" rel="nofollow">テキスト<a/>
のような形式にすれば大丈夫です。
重たいプラグインを入れておくのか、細かい便利性を重視するのかは人によります。
ただ言えることは、サイトはなるべく軽くて高速で動作する方がSEOで有利になります。
あわせて読みたい
そんな感じで、All In One SEOを削除したらサイトは速くなるのか実験した結果でした。
多少でもサイトは速い方が有利です。
では。
おすすめ≫WordPress|初心者にもおすすめの有料11テーマ【鉄板】
おすすめ≫ペライチとは|無料可:ホームページ作成が簡単にできる【おすすめ】