1. メタディスクリプションとは?|SEOで最適な書き方や文字数
メタディスクリプション(meta description)とは、記事やコンテンツの内容を簡潔で分かりやすく説明した文章のことです。
メタディスクリプションは、HTMLコードの<head>~</head>
内に含まれます。
メタディスクリプションとして入力した記事の説明文は、Googleなどの検索結果でスニペットとして表示されることもあります。
↓以下画像赤枠の部分は、Google検索結果でメタディスクリプションがスニペットとして表示されています。
2. メタディスクリプションの重要性
各記事には、精度の高い正確なメタディスクリプションを入力することが大切です。
質のいいメタディスクリプションは、検索結果で使われる場合があり、検索トラフィックに良い影響となる可能性が高いです。
ユーザーの検索意図と一致している正確なメタディスクリプションがスニペットとして表示されることで、ユーザーに「探していた答えがここに書いてある」と認識してもらうことができます。つまりその結果、クリック率が向上すると考えることができます。
また、メタディスクリプションタグはGoogleが重要視しているタグのため、非常に需要です。精度の高い正確なメタディスクリプションを入力しておくことで、効果的なSEO対策となります。
3. メタディスクリプションとスニペット
よく、メタディスクリプションとスニペットは同じだと思われていますが、正確に言うと違います。
メタディスクリプションは、あくまでもその記事やコンテンツの説明文です。
スニペットは、Googleの検索結果で表示されるGoogleが自動的に抽出したその記事の説明文です。
つまり、メタディスクリプションを入力したからといって、必ず検索結果に表示されるものではありません。スニペットはGoogleがアルゴリズムで自動抽出するので、メタディスクリプションが使われないこともあります。
要するに、メタディスクリプションはあくまでも記事の説明文であり、スニペットとして表示されるかは別の話だということです。
≫Google|検索結果に効果的なタイトルとスニペットを作成する
3-1. スニペットに表示されるケース
Googleは、スニペットに表示させる説明文をアルゴリズムで自動的に抽出しているので、こちらでスニペットへの表示は指示できません。先ほどから何度も「表示される可能性がある」などと言っていたのはそのためです。
しかし、Googleが自動抽出する説明文より、メタディスクリプションの方が正確で精度が高いと判断された場合、メタディスクリプションに書いてある内容がスニペットに表示される場合があります。
つまり、正確で精度の高いメタディスクリプションを入力しておくことで、検索結果のスニペットへ任意の説明文を表示させる「提案」ができるということです。
Googleに自動抽出された説明文は、こちらで表示されてほしい説明と大きく異なることもあります。そういったことを防ぐために、メタディスクリプションを入力しておくことでこちらの希望どおりに表示される可能性が高くなります。
3-2. スニペットに表示される文字数
現在のGoogle検索でスニペットに表示されるのは、一般的なパソコンの画面であれば105~115文字前後、モバイル(iphone8サイズ)の場合は55文字前後です。※日本語の場合
以下画像は「広瀬すず」での検索結果ですが、英語も含めて115文字の表示なので、日本語だと約105文字前後です。
※スニペットに表示される文字数はGoogleの仕様変更で変わることがあります。以前だと250文字前後だったときもありました。
4. メタディスクリプションの文字数
メタディスクリプションの文字数や長さは、決められていないので自由です。
Googleのドキュメントでも、「メタディスクリプションの長さに制限はありません」とハッキリ書かれています。
Google では、ページ上のコンテンツのみから取得できる情報よりもページの概要を正確に説明できると判断した場合、ページの <meta> ディスクリプション タグを使用して、検索結果のスニペットを生成することがあります。一般的に、メタ ディスクリプション タグはページの内容を簡潔かつわかりやすく要約したもので、ユーザーの関心を惹くものである必要があります。つまり、そのページがまさに探していたものだとユーザーに確信させる、宣伝文句のようなものです。メタ ディスクリプションの長さに制限はありません。ただし検索結果のスニペットは必要に応じて切り詰められます(デバイスの幅に合わせる場合など)。適切なメタディスクリプションを作成する
一般的には、簡潔で分かりやすい文章にしたうえで、日本語で長くても180文字あれば足りることがほとんどです。
スニペットで表示されるときに約105文字以降は省略されるので、なるべく前半に表示させたい文章を含めるようにします。
メタディスクリプションで大切なのは、文字数ではなく検索ユーザーが「この記事に答えがある」と確信するような正確性です。
よく、「メタディスクリプションは何文字が最適」などといって、文字数ばかりにこだわっている場合もありますが、文字数ではなく正確性を重視した方がいいです。記事によっては120文字で足りる場合もあるし、160文字必要な場合もあります。
また、先述したとおりGoogleの検索結果で表示されるスニペットの文字数は、Googleの仕様により変わります。したがって、スニペットに表示される文字数に踊らされない方がいいです。
文字数ばかり気にしていると、Googleの仕様変更でスニペットの文字数が変わった場合、イチイチ反応しないといけない羽目になります。
あくまでも、メタディスクリプションは正確に入力しておき、それがスニペット何文字表示されるかはGoogle次第だと割り切って考えておくべきです。
5. メタディスクリプションの具体的な書き方
メタディスクリプションの具体的な書き方としては、私の記事で以下二つを参考にしてください。
WordPressでブログやサイトを開設して始める費用について【個人】
ワードプレスでブログやサイトを開設して始める費用について説明します。これからワードプレスでブログやサイトを始めようと思っている人の中には、開設費用や年間費用について知りたい人も多いと思います。本記事では、ワードプレスでブログやサイトを始める費用について書きました。(132文字)
WordPress|初心者にもおすすめの有料11テーマ【鉄板】
ワードプレスで、初心者にもおすすめの有料11テーマです。最近ブログを始めた人や、ワードプレス初心者の人の中には、おすすめの有料テーマを知りたい人も多いと思います。本記事では、初心者や個人ブロガーにおすすめの有料11テーマについて書きました。 至高のマイテーマをゲットしたい人は、参考にしてください。 (149文字)
このような一般的なメタディスクリプションの場合、多くの記事では150文字程度に納まることが多いです。
メタディスクリプションの文章は自由ですが、極端にユーザーを煽り立てるような文章は控えた方がいいです。そうった文章は安っぽく子供っぽい印象となります。また、煽り立てた挙句にどこにでも書いてあるような薄い内容だと、即座に離脱されます。
そういったこともあり、どちらかと言えば紳士的で真面目そうな文章の書き方をおすすめします。
入力したメタディスクリプションがスニペットとして表示される場合は、パソコンだと前半105文字程度に省略されることが多いです。なるべく前半には含めたい文章を入れるようにしましょう。
ちなみに、メタディスクリプションは必ずしも文章でないといけないルールはありません。例えば商品や物の場合は、価格、サイズ、色、などを箇条書きや単語で入力した方がスニペットに表示された場合に効果的なこともあります。
5-1. 良くない例
メタディスクリプションの書き方で、良くない例としてはキーワードの乱用などです。
本記事では、車、30代、car、car for 30s、30代におすすめの車(car)を紹介します。30代(30s)の男性であれば車(car)にはこだわりたいとところです。
例えば、「車 30代」のキーワードを狙っているからといってこのように書くのはNGです。
こういった書き方は、意味が無いどころか悪質なキーワードの乱用とみなされるので、ペナルティ扱いになる可能性もあります。
狙いたいキーワードや文章があるのは分かりますが、こういった書き方は良くないので避けましょう。このように書いたところで検索順位が上がることはありません。
基本的にはナチュラルな文章で書くようにしてください。
5-2. キーワードを入れる
メタディスクリプションには、必ず一回はキーワードを含めるようにします。検索クエリと一致した場合、スニペットでキーワード部分が太字で抽出されて表示されるので、ユーザー側も分かりやすいので効果的です。
6. WordPressでメタディスクリプションの入力方法
WordPressの場合、多くのテーマではメタディスクリプションを入力する欄が設置されているので、そこに入力すればメタディスクリプションとして出力されます。
6-1. SEOプラグイン
「All in One SEO」などのSEOプラグインを使用している場合、メタディスクリプションを入力できるようになっています。
しかし、これには注意が必要です。テーマ側でメタディスクリプションを入力できる場合に、SEOプラグインを併用するとメタディスクリプションが重複して出力される場合があります。
例えば、テーマ側、SEOプラグイン側の両方でメタディスクリプションが空欄の場合に、自動抽出する設定になっているケースです。
つまりどちらかのメタディスクリプションは入力して、どちらかは空欄にしておくとそれぞれ違うメタディスクリプションが出力されることになります。
そもそもですが、多くの有料テーマや高機能テーマの場合、SEOプラグインは必要ないことが多いです。
例えば、テーマ側でメタディスクリプションの入力やOGP設定、ウェブマスターツールとの紐づけが最初からできるようになっているテーマの場合です。
そういったテーマとSEOプラグインを併用する場合は、テーマ側にメタディスクリプションを入力して、プラグイン側のメタディスクリプション自動抽出はオフにしておきましょう。
ちなみに、Googleの場合は、重複したメタディスクリプションタグがあっても片方は無視されるのでエラーにはなりませんが、Bingウェブマスターツールだと以下画像のように指摘されます。
基本的に、テーマで入力できる場合はテーマ側に入力する方がいいです。
プラグインにメタディスクリプションを入力していると、プラグインを削除するとそれまで入力してしたものが全て消えます。
そういったこともあり、テーマに入力すればプラグインと紐づくことはありません。将来プラグインを削除したくなったとしても、メタディスクリプションを入れ直さなくてすみます。
≫All In One SEOを削除したら速くなるか二つのサイトで実験した結果
7. メタディスクリプションを入力しないと?
メタディスクリプションを入力しない場合、一番初めの文章50~100文字程度が自動的にメタディスクリプションとして反映されるケースが多いです。
冒頭分に関連性の無い文章や、含めたいキーワードが入っていない場合、全く関連性の無い文章がメタディスクリプションとして反映されることになります。
つまりその結果、タイトルや記事と一致していないメタディスクリプションがスニペットに表示されてしまった場合、ユーザーがクリックしない可能性が高くなります。これまでメタディスクリプションを空欄にしていた人は注意してください。
メタディスクリプションは、記事内などユーザーが目にする部分には出てこないので放置している場合も多いですが、しっかり入力することをおすすめします。
今からでも遅くないので、メタディスクリプションは確実に入力してください。
8. メタディスクリプションタグとは?
少し細かい話をすると、メタディスクリプション(説明文)は、メタディスクリプションタグの中に含まれます。
メタディスクリプションタグは以下のようなコードとなります。
<meta name="description" content="ワードプレスでブログやサイトを開設して始める費用について説明します。これからワードプレスでブログやサイトを始めようと思っている人の中には、開設費用や年間費用について知りたい人も多いと思います。本記事では、ワードプレスでブログやサイトを始める費用について書きました。">
このように説明文を入力したメタディスクリプションタグは、HTMLコードの<head>~</head>
内に含まれます。
サンプルは以下のような形です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<link rel="stylesheet" href="path/to/font-awesome/css/font-awesome.min.css">
<meta name="description" content="ワードプレスでブログやサイトを開設して始める費用について説明します。">
</head>
<body>
<header>
</header>
</body>
</html>
WordPressなどで、メタディスクリプション欄に書き込めば自動的に<head>内に出力されます。自分ですべてのコードを書き込む必要はありません。こういったものがメタディスクリプションタグなのだと知っておく程度で大丈夫です。
9. カテゴリーのメタディスクリプション
ワードプレスの場合、カテゴリーのメタディスクリプションを入力できるテーマが多いです。
意外と知らなかったかもしれませんが、カテゴリーにもメタディスクリプションを入力することで効果的なSEO対策となります。
カテゴリーの中に良質な記事が多く入っている場合、そのカテゴリーのキーワードにSEO効果があります。また、カテゴリー自体が検索結果に出てくることも多くあるので、カテゴリーのSEO対策も確実にしておかないと勿体無いです。
また、指名検索したときにサイトタイトル下に表示されるカテゴリーにもスニペットが表示されます。
そういったこともあり、カテゴリーには正確なメタディスクリプションを入力しておきましょう。
※タグも同じです。
9-1. カテゴリーのメタディスクリプション入力方法
ワードプレスの場合、左側メニューで「投稿」→「カテゴリー」で編集することができます。
テーマによって編集できる程度は変わりますが、多くの場合「メタディスクリプション」もしくは「説明」という欄があるので、そこに入力します。
10. メタディスクリプションは検索結果に影響しない
メタディスクリプションは検索結果に影響しません。入力してもしなくても、検索順位に何の関係もありません。
ではなぜここまでメタディスクリプションについて触れているのでしょうか?それはやはりユーザービリティのためです。
つまりメタディスクリプションを入力しておくことで、場合によってスニペットで表示され、ユーザーの検索結果が見やすくなるといった考えです。
検索結果に影響はありませんが、メタディスクリプションが入力されたタグを持っておくとGoogleに使われる可能性が高く、質の高いウェブサイトだと言えます。
≫Google does not use the keywords meta tag in web ranking
メタディスクリプションは今からでも書いたほうがいい?
メタディスクリプションをこれまで放置していた人は、今からでも入力すべきなのか気になる人も多いと思います。
結論からすると、私の意見としては今からでも入力した方がいいです。
これまでに説明したとおり、メタディスクリプションはGoogleでも重視しているタグで、スニペットでも表示される可能性がある大切な部分です。
Googleのドキュメントでも「サイト上のすべてのページにメタディスクリプションが含まれるようにする」と書かれています。≫Google|適切なメタディスクリプションを作成する
ウェブサイトはGoogleに従って構成する方が間違いなくSEOで有利なので、その通りにした方がいいです。
またメタディスクリプションを入力しなくても、最初の文章が反映されますが、関連性の無い文章だと悪影響です。よく冒頭分で関係の無い挨拶や世間話から始める人もいますが、メタディスクリプションとして無関係な説明が出力されています。
そういったこともあるので、メタディスクリプションは今からでも入力した方がいいでしょう。
≫Google|検索結果に適したタイトルとスニペットを作成する
検索ユーザーにも良い影響を与える
検索ユーザーが検索結果から読み取れるのは、タイトルとスニペットだけです。
つまり、タイトルとスニペットに書いてある説明文は必ず見られるものなので、なるべく正確な方がユーザーも理解しやすく、クリックされやすいです。特にスニペットは見ていないようで意外と見ているので、検索ユーザーが直感的に「答えだ」と思うような説明文が必要です。
≫Google|Better Snippets for your Users
検索意図をくみとった精度の高いメタディスクリプションを入力しておき、スニペットへの表示に備えておくことが理想です。
おすすめ≫WordPress|おしゃれでSEOに強いおすすめの有料18テーマ【厳選】
おすすめ≫アフィリエイト|やり方・始め方:初心者はまずおすすめのASPに登録
あわせて読みたい
- SEOの記事一覧
- WordPress|初心者にもおすすめの有料11テーマ【鉄板】
- スニペットとは?|Google検索で表示される設定や文字数について
- スラッグとは?|WordPressで最適なつけ方や意味
- 独自ドメインとは?|ブログやホームページで使うオリジナルURL
- 画像の代替テキスト・alt属性とは?【SEOで有利な書き方】
- ブログ名・サイト名の変更とSEOの影響について【注意点など】
- ペライチとは|無料可:ホームページ作成が簡単にできる【おすすめ】